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case_newly施工事例

東原の家(岐阜県瑞穂市)

勾配天井(化粧梁付)のあるLDK+いろんなスパイスを施した家

床面積:126.07㎡

断熱性能等級:5等級 AU値:0.59W/㎡K

一次エネルギー性能等級:6等級 BEI値:0.77

外観コンセプト

南道路で、両サイドに隣家が建っている立地条件の『東原の家』。

とにかく、南面のデザイン性と、少し離れた南西方向からの見た目を良くする事を考えてデザインしました。

要望的に2階建てとなるので、それでもカッコいいデザインにする為には、どうすれば良いのか。。。

考えた末に出した答えは、『2階はBOXデザイン、1階は屋根の軒先を大きく跳ね出したデザイン』にする事でした。

軒の出寸法は、1,260mm。

また、お客さまの要望で、『玄関ポーチを広くして、雨の日の自転車(3台分)の待避所にしたい』とあったので東に壁を作り、さらにその壁を利用して東隣の方との視線を遮るデザインに。

更に、『インナーテラスでゆっくりしたいけど、通行人からの視線はある程度は遮りたい』との要望に応える為、プランニングではインナーテラスの空間が出来る様に。また、視線を気にしなくても済むけど、外観デザインは損なわない様にと考えたのが、外構のアルミ部材を使ったこちらの目隠し壁です。

インナーテラスが日陰になるので、通行人からは目立ち難くし、でも家全体のデザイン性を上げています。

インナーテラスはリビングと廊下に面しています。

リビングとの繋がりは、こんな感じです。

これだけ奥行きがあるので、横殴りの雨でない限り、濡れる事はありませんね。

天井には、外部用の物干し金物(ホスクリーン:SPO-S)を設置してあります。

また、廊下との繋がりは、行き来の出来ないFIXサッシを、あえて『地窓』の高さに配置しました。

いかがですか?普通に引違の掃出しサッシよりも、こちらの方がカッコいいと思いませんか?

サッシの設置する高さや大きさは、なんでも普通にすればいいという事では無いと思います。

その空間を『どう演出したいか?』という事を考えて、サッシの大きさや設置する高さを決めてます。

プランコンセプト

東西に距離が使える敷地条件の『東原の家』。

お客さまの要望が色々ありましたが、そこをどうやってデザイン設計したのか。

それぞれのこだわりは、こんな感じです。

まず、勾配天井(米松化粧梁付)のLDK。

やはり、ご家族が一番集まるLDKを一番条件の良い位置に配置します。

勾配天井には、米松化粧梁を@910mmに配置し、適度な量で木のカラーを組み込みました。

床はナラの無垢フロアに、壁・天井はクロスで仕上げてシンプルに、でもデザインを考えた納まりとしてあります。

南面は、こうなっています。

光の入り方や映り方、僕は好きです。

南面は全面をサッシとはせず、あえて壁を配置してTVスペースとしました。

壁掛けTVが出来る様に下地を入れる事はもちろん、配線を見せたくないので壁の中を通してブルーレイと接続出来る様に、HIMDが通る大きさのCD管を入れ込んだり、TV配線やコンセントなどの位置を考えて施工します。

同じ空間のキッチンは、こちらです。

キッチンは南向きで料理が出来る様に配置。

LDに居る家族と会話をしながら料理も出来るし、南面に配置したTVも観れる様に設計。

(左奥に見える棚は、キッチン奥にあるパントリーのほんの一部の棚です。)

こんなに素敵なLDKだと、自然と笑顔になって会話が弾みますね。

実は、お客様から、どこかにモールテックスを採用したいという要望がありました。

ただ、モールテックスはテクスチャも素材感もすごく良い素材なんですが、値段もすごく高いのです。

そこで、小面積でもモールテックスの良さを引き出せる面(場所)を考えた結果、キッチンの腰壁で提案しました。(グレーの腰壁です)

その存在感を更に良くする為に、腰壁の笠木は壁から60mm跳ね出す大きさとしました。

普通の笠木は15~20mmの跳ね出しですが、黒いラインを強調し、モールテックスとその他壁とのラインを区切りたかったのです。

その黒いラインを、キッチン背面壁にも採用しました。それが、段違いの埋込飾り棚です。

わざと高さを変える事により、デザイン性UPをねらっています。

ハンギンググリーンや、おしゃれなティーポットなどを置くと良い感じになりますね。

高価なモールテックス面に配置したコンセントは、そのテクスチャーを損なわない様に『アドヴァンスシリーズ:マットグレー』を採用。

前の画像に写っていましたが、最近は使われなくなった『タイル』を使っています。

タイルも、お客さまから使いたいと要望があったので、こちらの壁全周で提案しました。

画像は、リビングに入った時の正面の画像です。

お客さまが選んだタイルカラーが濃いので、その存在感をあえて正面に持って来ました。

同じ大きさの右の白い壁との対比が、タイルの存在を演出してくれてます。

そこでこだわったのが、『タイルの目地』です。

目地カラーで、イメージは変わってしまうからです。

そのタイル壁のUP画像がこちらです。

タイル:各務製陶株式会社 ハーフボーダーH-127

目地:アートパステルメジ すずいろAMJ-P01

タイルの現物サンプルや目地サンプルと随分にらめっこして決めましたが、お客様から喜んで頂けました。

LDKと同じ空間には、タタミコーナーもあります。

床を約30cm上げて、畳を捲ると、その下には収納スペースがあります。

勿論、このタタミコーナーからもTVが観えますし、お子さんのお昼寝スペースとしては最適です。

畳表は、日焼けのしない『和紙の畳表』で、高反発クッションを入れる事により、15mm厚の畳でも柔らかさを感じれます。

次は、こだわりのトイレです。

サッシは床から天井までの高さにしたかったので、特注寸法で製作しました。

また、オリジナルの手洗いカウンターは、わざとサッシを横切るデザインに。

床は、サンワカンパニーさんの塩ビタイル:モルタルブロック IS1040 です。

カウンターを黒くして、横のラインを1本通すデザインに。手洗い器と水栓も黒くして、モノトーンを強調しました。

収納も考えてありますよ。

どこかのカタログに掲載してそうな画像ですね。

浴室の隣にあるランドリールーム(兼脱衣室)は、ランドリールームの機能を充実させました。

物干し金物は、少し前から流行ってる『森田アルミ工業:kacu』です。

これだけあれば、洗濯物もいっぱい干せられますね。

左下のカウンターは、下のスペースに入れる収納BOXが入る高さで設定。

そして、扉の奥に見えるのが、ファミリークローゼット。

それが、こちらです。

クローゼットは、『なにを・どんな風に・どれくらい』収納したいかをヒアリングして、造り方を決めていきます。

動線として、浴室→ランドリールーム→ファミリークローゼット→寝室となるので、動きに無駄がありません。

また、玄関スペースには、土間収納もあります。

棚は、使い方が変わっても対応出来る様に、可動棚方式です。

建具は天井の高さにしたいので、天井高さをH2.1mとしてあります。

建具の存在感を薄める為に、こちらに写ってる建具は、ポリ合板で作りました。

これらの納まりを考えるのに、僕は納まり詳細図をミリ単位で検討して作図します。

そうしないと、『狙って、こうしたい!』ではなく、『こうなってしまった』となってしまうからです。

これからも、こうなってしまったとならないデザイン設計をしたいですし、そういう家を建てたい方の家造りのお手伝いが出来ればと思います。

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